エネルギー自給農家への道〜その2〜
さてさて、先日に続き新潟のバイオマスエネルギー視察の続きを書きます。
1日目は市民発電の「おらってにいがた」さんと温泉街からでる生ゴミを利用した
バイオガス発電の「株式会社 開成」さん。
2日目はペレットボイラーを利用している保育園と、ペレット工場の視察でした。
そして3日目はというと、同じくペレットボイラーを利用している温泉旅館に宿泊し、
お話を聞かせていただきました。
今回宿泊したのは新潟県の岩室温泉の富士屋さん。
温泉もお料理もとっても良かったです!
旅館の裏手にはこんな看板を掲げたペレットのサイロがありました。
あわら温泉でもいくつかの旅館さんがペレットボイラーを利用していますが、
最初、温泉旅館でボイラーと聞くと温泉を温めるのかな?と勘違いしてしまったのですが
詳しく聞くと、温泉で使う給湯に使うということでした。
確かに、お風呂の湯船以外にもシャワーや洗面、調理と温泉施設で使うお湯の量は
多いはず。
ペレットボイラーの普及を目指す(有)新生産業の堂谷社長のお話によると
やはり灯油価格が下がってきたことで販路を広げることが難しく、補助金などを
利用しないと導入が難しいそうですが、灯油を使えば海外にお金を落とすことになり、国産の
ペレットボイラーを使えば地域にお金を落とすことになると。
この差は結構大きいはず。
とこんなお話を聞いた後に向かったのは、今度は家庭用のペレットストーブを開発、製造している
さいかい産業さん。
工場に着くとすぐに現在試作中のペレットピザ窯でピザを焼いてくれた古川さん。
とにかく話が面白くて、色々なネタが飛び出し終始笑いが絶えませんでした。
これまであまり評判の良くなかった(暖かくない、すぐ壊れたなど)ペレットストーブの
改良を独自に進め、壊れやすい電子機器の部分(自動着火装置など)をなくし、なるべくシンプルな
使い勝手に改良したり、熱効率を上げて暖かいストーブに改良したり、デザインもシンプルで
でもなんだかかわいい!
そんなこんなでなんと一台20万円以下で製造できるようになったとか。
800人がペレットストーブを使うと、年間1億円の経済効果があり、灯油代5千万円が
地域に落ちることになる。
たくさんの人にペレットストーブを使ってもらうには、コストダウンが必須。と古川さん。
言っている事とやっている事が同じと言うところがすごい!
とにかく何でも試行錯誤、開発して造ってしまう古川さん。
ご自宅で使っている家庭用のサイズのペレットボイラーとパネルヒーターも見せてくれました。
こちら開発中でまだ販売はされていないのが残念ですが・・・
外のボイラーで温めたお湯は給湯だけでなく、配管を通って家の中のパネルヒーターで
暖房としても使っていて、これがびっくりするほど暖かい!
部屋に入ってびっくりしたんですが、たったこれだけのヒーターで一日中部屋が暖かいんです。
まさしく今すぐ取り入れたい物を目の前にしてちょっと興奮してしましたした。
今我が家の給湯は電気ですが、とにかく電気でお湯を沸かすのは無駄が多い!
部屋の中で薪ストーブを焚いていて、この熱でお湯を沸かして給湯できたら暖房と給湯で
一石二鳥なのに〜といつもやきもきしていました。
太陽光温水パネルをつけるか、ガスボイラーに変えるか、色々思案していたのですが・・・
これはまだ思索中と言うことなので、このボイラーが商品化される日を待つことにします。
そして自宅の次に向かったのは古川さんが携わっている福祉作業施設の「あおぞら」さん。
ここではペレットストーブの着火剤とペレットを作っていました。
不要になったろうそくと建築現場で出る杉の材木から出来たオガ粉を固めて
作る着火財。
一つ一つ丁寧に作られた着火剤と・・・
なんとこんな小さな機械で、材料費は0円のペレット!
こんな機械、農家ならどこかで見たことあるような・・・
ちなみに1日目に見たペレット工場の機械はこんな大きさ。
小さくてもちゃんとペレットになってます。
そして薪ストーブではあまり活用されない杉を、しっかり
乾燥させて作っているので、よく燃えて、熱効率も良いとか。
こんなサイズならなんだかとっても現実的で、取り入れやすいだろうと思いました。
この作業所では、自給750円。しっかり働いてしっかり自立して生活できるよう
古川さんの幅広い取り組みは、雇用を生み、地域の経済をまわしている。
「エコっていう言葉はきらいなんだよ〜。」と笑いながら話していた古川さんですが、
その取り組みはどれも、子供たちのため、次の世代がちゃんと働いて生きていくためだと
おっしゃっていました。
とっても人間力溢れる素敵なおじ様に、帰りの車で理事メンバーもうっとり!
今回はバイオマスエネルギー、本当に盛りだくさんで頭がパンク寸前でしたが
ツアーの最後にこの素敵な古川さんにお会いできてすごいエネルギーをもらいました。
自分たちの地域で出来ることからはじめよう!そんな勇気をもらった濃〜〜〜い3日間でした!
1日目は市民発電の「おらってにいがた」さんと温泉街からでる生ゴミを利用した
バイオガス発電の「株式会社 開成」さん。
2日目はペレットボイラーを利用している保育園と、ペレット工場の視察でした。
そして3日目はというと、同じくペレットボイラーを利用している温泉旅館に宿泊し、
お話を聞かせていただきました。
今回宿泊したのは新潟県の岩室温泉の富士屋さん。
温泉もお料理もとっても良かったです!
旅館の裏手にはこんな看板を掲げたペレットのサイロがありました。
あわら温泉でもいくつかの旅館さんがペレットボイラーを利用していますが、
最初、温泉旅館でボイラーと聞くと温泉を温めるのかな?と勘違いしてしまったのですが
詳しく聞くと、温泉で使う給湯に使うということでした。
確かに、お風呂の湯船以外にもシャワーや洗面、調理と温泉施設で使うお湯の量は
多いはず。
ペレットボイラーの普及を目指す(有)新生産業の堂谷社長のお話によると
やはり灯油価格が下がってきたことで販路を広げることが難しく、補助金などを
利用しないと導入が難しいそうですが、灯油を使えば海外にお金を落とすことになり、国産の
ペレットボイラーを使えば地域にお金を落とすことになると。
この差は結構大きいはず。
とこんなお話を聞いた後に向かったのは、今度は家庭用のペレットストーブを開発、製造している
さいかい産業さん。
工場に着くとすぐに現在試作中のペレットピザ窯でピザを焼いてくれた古川さん。
とにかく話が面白くて、色々なネタが飛び出し終始笑いが絶えませんでした。
これまであまり評判の良くなかった(暖かくない、すぐ壊れたなど)ペレットストーブの
改良を独自に進め、壊れやすい電子機器の部分(自動着火装置など)をなくし、なるべくシンプルな
使い勝手に改良したり、熱効率を上げて暖かいストーブに改良したり、デザインもシンプルで
でもなんだかかわいい!
そんなこんなでなんと一台20万円以下で製造できるようになったとか。
800人がペレットストーブを使うと、年間1億円の経済効果があり、灯油代5千万円が
地域に落ちることになる。
たくさんの人にペレットストーブを使ってもらうには、コストダウンが必須。と古川さん。
言っている事とやっている事が同じと言うところがすごい!
とにかく何でも試行錯誤、開発して造ってしまう古川さん。
ご自宅で使っている家庭用のサイズのペレットボイラーとパネルヒーターも見せてくれました。
こちら開発中でまだ販売はされていないのが残念ですが・・・
外のボイラーで温めたお湯は給湯だけでなく、配管を通って家の中のパネルヒーターで
暖房としても使っていて、これがびっくりするほど暖かい!
部屋に入ってびっくりしたんですが、たったこれだけのヒーターで一日中部屋が暖かいんです。
まさしく今すぐ取り入れたい物を目の前にしてちょっと興奮してしましたした。
今我が家の給湯は電気ですが、とにかく電気でお湯を沸かすのは無駄が多い!
部屋の中で薪ストーブを焚いていて、この熱でお湯を沸かして給湯できたら暖房と給湯で
一石二鳥なのに〜といつもやきもきしていました。
太陽光温水パネルをつけるか、ガスボイラーに変えるか、色々思案していたのですが・・・
これはまだ思索中と言うことなので、このボイラーが商品化される日を待つことにします。
そして自宅の次に向かったのは古川さんが携わっている福祉作業施設の「あおぞら」さん。
ここではペレットストーブの着火剤とペレットを作っていました。
不要になったろうそくと建築現場で出る杉の材木から出来たオガ粉を固めて
作る着火財。
一つ一つ丁寧に作られた着火剤と・・・
なんとこんな小さな機械で、材料費は0円のペレット!
こんな機械、農家ならどこかで見たことあるような・・・
ちなみに1日目に見たペレット工場の機械はこんな大きさ。
小さくてもちゃんとペレットになってます。
そして薪ストーブではあまり活用されない杉を、しっかり
乾燥させて作っているので、よく燃えて、熱効率も良いとか。
こんなサイズならなんだかとっても現実的で、取り入れやすいだろうと思いました。
この作業所では、自給750円。しっかり働いてしっかり自立して生活できるよう
古川さんの幅広い取り組みは、雇用を生み、地域の経済をまわしている。
「エコっていう言葉はきらいなんだよ〜。」と笑いながら話していた古川さんですが、
その取り組みはどれも、子供たちのため、次の世代がちゃんと働いて生きていくためだと
おっしゃっていました。
とっても人間力溢れる素敵なおじ様に、帰りの車で理事メンバーもうっとり!
今回はバイオマスエネルギー、本当に盛りだくさんで頭がパンク寸前でしたが
ツアーの最後にこの素敵な古川さんにお会いできてすごいエネルギーをもらいました。
自分たちの地域で出来ることからはじめよう!そんな勇気をもらった濃〜〜〜い3日間でした!
- 2015.12.06 Sunday
- 農家の食卓から見えること
- 11:48
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- by yoshimura-fw