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エネルギー自給農家への道

12月1日〜3日、新潟県にバイオマスエネルギーの視察に行ってきました。

主催は全国の女性農家が集まって活動しているNPO法人田舎のヒロインズhttp://inakano-heroine.jp/

「農家の作る、食べ物、景色、エネルギー」をテーマに、昨年から勉強会を

重ね、今回は念願の実施事例を視察してきました。

まずは新潟市で市民発電協議会を、わずか1年で立ち上げから事業展開まで進めた

「Oratte(おらって)にいがた」http://www.oratte.org/さんの太陽光パネル設置現場の視察と

立ち上げから現在に至るまでのお話を聞かせていただきました。



有志の市民が集まって、自分たちの暮らしを足元から見つめなおし

有事の時には自分たちで暮らしを守っていこうという思いが、形となって

しかもこんなにスピーディーに取り組まれていることに驚きました!

面白いのは、行政とも連携して、大規模の停電の時に売電から地域に電気を送るよう

シフトできるようにコンセントを設置していること。

思いだけでなく、具体的に形になっていることが素晴らしかったです。

そして次に向かったのは、個人的には今回本命の新潟県村上市で水稲農家を営みながら

バイオガス発電を実施している「株式会社 開成」さん。

昨年12月の勉強会でこの実例を知りhttp://voice.fw-tomitsu.com/?eid=225

これは私たちの地域でも取り組める可能性があるのでは?と期待していた実例です。



市内には「瀬波温泉」があり、温泉街の旅館から出る生ごみを利用して

乾式メタン発酵のバイオガス発電をして、売電するだけでなく

バイオガスで沸かしたお湯を利用して温室で南国フルーツを栽培しているとの事。





温室を一歩外に出ればそこは寒風吹き荒れる日本海。

ここ福井県より北で冬場の気温はかなり下がり、寒さの厳しい新潟県の

最北端で南国フルーツですよ!

どんな暖かい温室かと期待して中に入ってもっと驚いたのが、なんと数年前から

ハウスを温めていないとか。

南国フルーツに耐寒性をもたせる栽培法と言うことで、そんな厳しい環境で

じっくり時間をかけて育った南国フルーツは、国産のほかの地域の南国フルーツより

糖度やビタミンの数値が高く、食味も最高と言うことで、東京銀座の某有名フルーツ店にも

高く評価され販売されているとの事。

百聞は一見にしかずとはこの事。

正直、行く前は「なんでわざわざ新潟で南国フルーツ?」と思っていましたが、

常識を覆す、逆転の発想で不可能を可能にする、そのために常に研究をし新しい成功実例を

つくっていく遠山社長の人間力にも感銘を受けました。

生ごみをそのまま捨てればただのゴミですが、そこから熱を生み、それをエネルギーに変え

発電し、さらに発酵した生ゴミの90%以上が液肥となり、その液肥を籾殻と混ぜて肥料を

作り、また田んぼに撒いてお米を育てるという、循環型農業。



さらにこの発電システムを独自に開発して、さらに普及を進めるべく、

農家でも導入しやすい国産では最小の小型のバイオガスプラントを開発されていました。

このバイオガス発電に使う材料として、さつま芋がとても有効作物だということで、

私たちの地域でも出荷できない規格外の野菜や野菜の葉っぱや茎なんかも有効に使えるということ。

農家はトラクターや貯蔵庫、色々な場面でたくさんのエネルギーを使っています。

ガソリンの価格はもちろん、石油由来の化学肥料の価格もどんどん上がっていきます。

農家がより品質のいい作物を作るのに、肥料も、エネルギーも自給できるという事は

農家にとってすごい強みになります。

もしエネルギーも食べ物も地域で自給できたら、そこで経済が回る仕組みが出来きたら、

地域が豊かに生き残る可能性が見出せませんか?

そんな希望に胸を膨らませながら、1日目は瀬波温泉でゆっくり温泉に浸かって頭も体もリフレッシュ!



翌日2日は冬の日本海側とは思えないような晴天に恵まれ、向かった先は・・・



まずは新潟県と福島県の県境に近い阿賀町の保育園。

なぜ保育園かと言うと、この保育園の冷暖房設備を木質バイオマスのペレットボイラーで

全館まかなっていると言うこと。

地元の木をふんだんに使って、ペレットボイラーで沸かしたお湯を床暖房に

使用していて、暖かい雰囲気の保育園でした。



輸入木材の低コストに押され、日本全国の林業業界の低迷と共に進む、山の荒廃。

手入れのされていない山では木の根が十分に伸びず、水を貯水する機能が弱まってしまい

山肌の地盤が弱く、ここ数年各地で起こるゲリラ豪雨で

弱った山肌が一気に崩れ、各地で大規模な洪水や、土砂崩れを起こして私たちの生活を

脅かしています。

山の木を適切に切って利用する事は、その地域の問題だけでなく、下流地域に暮らす都市部の人たちの

生活を守ることにもつながる。さらに間伐した木でペレットを作り、それをエネルギーとして

利用することで、エネルギーの地産地消になり、これも地域で経済がまわる仕組みになっていくと言う事。

阿賀町は町ぐるみで「エネルギー循環型のまちづくり」をテーマにかかげ、保育園以外にも高齢者施設や

温泉施設などでペレットボイラーを設置し活用していました。




そしてお次は肝心なペレットを作る「株式会社阿賀ウッド」さんに足を伸ばしました。



広大な敷地に山積にされた杉の間伐財。

一年間置いて乾燥させることで、ペレットを作る過程で熱処理をしなければいけない(エネルギーを使うということ)

過程を随分軽減できるそうです。



まずは木をオガ粉にして






熱をかけて圧縮してペレットになります。



ウサギのえさ?みたいです。阿賀ウッドさんの事務所で使っていたペレットストーブも見せてもらいました。



我が家では薪を燃料にしているので、薪と何がちがうかと言うと、ペレットの熱効率は

薪の2倍(作る過程でエネルギーを使いますが)。

しっかり乾燥して圧縮しているので、少ない量でしっかりと温めてくれるそうです。



今までペレットストーブと言うとあまり暖かくならないなど、いい話を聞かなかったのですが、

阿賀ウッドさんの話によると、もともとペレットストーブが普及していたヨーロッパでは、家全体や

建物全体を一箇所で温めるセントラルヒーティングが主流で、パネルヒーターが各部屋に設置してあり

24時間暖かい。それプラス、暖炉文化のヨーロッパの方が炎を眺めるのが好きと言うことで普及していたのが

ペレットストーブなので、温かさをそれをど追求していないとのこと。

そこを改良してさらに熱交換率を上げたのが国産のペレットストーブだそうです。

自動着火装置や自動補充装置がついているため、薪ストーブのようにこまめに燃料を足さなくても

一定量を勝手に補充してくれるのがメリット。

さらに都市部や薪の調達が難しい地域でも、簡単に燃料が手に入り、排気もとても小さな穴で、煙も出ないので

ご近所さんに迷惑もかけないらしい。

なるほど、話を聞いていると、ちょっと欲しくなってきた(笑)

灯油の値段が一時高騰したときは、好評だったそうですが、ここ数年は灯油価格が下がってきて、50円/1kg

ほどかかるペレットストーブの普及も難しくなってきているそうですが、ペレットを利用することが山を豊かにして

さらに私たちの暮らしを災害から守ることや、地域で雇用を生みお金が地域で回るということを総合して考えると

ペレットの可能性はかなり高いと感じました。


とここまで、まだ2日分でもう一日とっても濃い内容の視察は続いたのですが、まだまだ長〜くなりそうなので

ここで一度終わりにして、続きはまた次回!














 

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