大雪の東京にて
先週末、青山の国連大学内で開かれたファーマーズマーケットに福井から雪雲まで運んで行ったのでしょうか・・・?
45年ぶりの大雪と言われた東京、なかなかハードな日程でしたが無事に帰ってきました。
金曜の夜にワゴン車いっぱい荷物を積んで出発。幸い、移動中は雨で、早朝、東京に着いてから雪に変わり、時間を追うごとにどんどん降り積もりました。
あんな吹雪の中でもぽつりぽつりと訪れてくださったお客様たちに、とみつ金時を食べてもらおうと焼き芋の試食をひたすら配った土曜日。
ディスプレイもどんな感じになるかあまり想像できなかったのですが、意外とさつま芋の色が木箱に合い、見た目も明るい感じになりました。
全身にホッカイロを張って挑みましたが、午後、いよいよ雪も激しく降り始め、手足の感覚もなくなってきて、まさか東京に来てこんな寒い思いをするとは・・・・。
あまりの吹雪に商品も濡れはじめ、午後2時ごろに中止になりました。
夕食を一緒にする約束をしていた八王子在住の友人は、行きの電車が途中で止まり、2時間も電車に閉じ込められ、それでも何とか合う事が出来、東京駅の新丸ビル内にある「musmus」で夕食。
全国各地のこだわりの農産物を農家と直接取引して調理しているこのお店。
この日はちょうど宮崎フェアの初日で、宮崎の美味しい食材を使ったお料理をたくさんいただきました。
福井産の食材は一つしか扱っていなかったのがとても残念で、すかさず営業してきてしまいました(笑)
福井にはこんなにおいしい物がたくさんあるのにもったいない!
いつか福井フェアも開催してもらうようしっかりお願いしてきました。
こんな大雪の中会いに来てくれた友人にも感謝です。
二日目の日曜は前日の大雪から一転、青空が広がり気温も高かったので気合も十分!朝からバンバン焼き芋を焼いて挑みました。
前日はディスプレイの裏で焼いていたガスオーブンも前に出しました。
今回はとにかく一人でも多くの方にとみつ金時を知ってもらうのが目的。一口大に切った試食の焼き芋をお皿に乗せひたすら配る。くばる。配る。
何時間もやっていて分かってきたのが焼き芋好きの人は食べたときの表情が違う!という事。
だいたい食べてくれた人は口に入れてしばらくすると一瞬びくっとする。
「ん!甘い!」という心の声が聞こえてきます。
さらにそれを口に出す人。
「ん〜〜〜!」
その一言で美味しさが伝わったことが感じとれておもしろい!
さらに焼き芋好きな人はうんうんとうなずきながら目が見開いて笑みがこぼれます。
そんなお客様たちの笑顔が見れる事、本当に生産者冥利につきます。
今回は先日紹介した社名入りのトートバックで1kg〜の量り売りを予定していましたが、やはり1kgは東京のお客様には多かった。半分くらいの方は500g位が適量なようでした。
しかしさつま芋好きな人は試食を食べて迷わず1kg買って下さいました。
こうしたお客様たちの反応を間近で見られるのが、やはりこのファーマーズマーケットの醍醐味。
今後商品を展開していこうと考える中でとても勉強になりました。
この寒さの中で食べたとみつ金時の味が一人でも多くの方の舌に、忘れられない味となって残る事を願って・・・。
ところで今回、出発予定の金曜から、週末の大雪が危ぶまれ、東京では外出を控えるようにとの大雪警報まで出され、果たして中止にならないだろうかと心配しましたが、予定通り開催されるとの事。
主催者の方に話を聞いたところ、「命をつなぐ食べ物を扱うマルシェ(市場)だからこそ、どんな状況でも可能な限り続けていきたい。」という事でした。
改めて、「食べ物」を作り、届けると言う事の意義の重要さを感じたイベントでもありました。
今回は夜中の移動とあの寒さでとにかくハードでしたが、だからこそ家に帰って子供たちの顔を見るとほっと一安心。
4人の孫たちを見てくれた夫の両親にも感謝です。
寝不足が続いた週末でしたが今日は祭日、久しぶりにゆっくりと子供たちと過ごしました。
次男が描いた絵。一番大きいのが「ママ」!
うれしい〜〜〜!これで疲れも吹っ飛びます!
- 2014.02.11 Tuesday
- 農家の食卓から見えること
- 17:13
- comments(2)
- by yoshimura-fw
ふたりが新しいことにどんどんチャレンジして、
さらに進化(!)している様子を知り、
すごいなぁと思いました。
またの出店、楽しみに待ってま〜す♪